月別: 2006年12月

特選工芸刺繍袋帯 工芸大使【蒋雪英】

中国において、日本の無形文化財いわゆる人間国宝(工芸藝術大使)に認定されている刺繍の大家、蒋雪英工房による創作工芸刺繍袋帯をご紹介いたします。

柄行を埋め尽くすように一針、一針縫い上げてゆく刺繍の技。
ある時はボリュームいっぱいに、ある箇所は緻密にと…
同じ刺繍でも、その表情の豊かさは驚嘆の極みです。

繊細な相良刺繍の粒のふくらみが意匠を浮かび上がらせ、決して平面的ではない刺繍の風合いが実に魅力的な面持ちです。

2006年 12月25日  カテゴリー:きょうの逸品

特選西陣織袋帯 【帯屋捨松】

1854年創業以来、実に約160年間、固なまでに本物にこだわりつづけ、その妥協のない物作りの姿勢は、キモノ通の方には定評のある人気ブランドの機屋さんです。

「花苑紋」と題されたお品。
おだやかなベージュ色の帯地に、なんとも特徴的な色彩構成、そしてその造形美。
モダンで個性的な花意匠をインパクトのある彩りで表現いたしました。

捨松さん独自のハイセンスさが伺える帯。
しゃれ着物のお好きなお方はよくご存知のことと思います。

2006年 12月18日  カテゴリー:きょうの逸品

特選西陣唐織袋帯 織文意匠 鈴木

彩り豊かな色糸に、美しい金糸にて表現された意匠は『雪持笹』。

地色は、おだやかでやわらかなアイボリー。
そのアイボリーの帯地をベースに、たっぷりとした糸使いで正統派の古典の意匠が織り描き出されております。

2006年 12月11日  カテゴリー:きょうの逸品

特選ちりめん絞り染袋帯 久保田一竹 一竹工房

ふっくらとシボ感のあるちりめん地は、鮮やかな桔梗色を基調として…
まるで宝石箱を開けたような…輝きの色彩美。
お柄にたっぷりとした辻ヶ花絞りを豊かな色彩で染め上げました。
一竹氏特有のムードは、見るものを圧倒するほどの貫禄ある確かな力が感じられます。

2006年 12月4日  カテゴリー:きょうの逸品