月別: 2007年5月

草木染手織着尺 綾織・まるまなこ 【本場黒八丈】

本場黄八丈には大きく分けて、『黄八丈』『鳶八丈』『黒八丈』の三色、そして織技法によって、『平織』と『綾織』のものとに分かれます。

最も数があり、比較的手に入りやすいものが『黄』、そして『平織』のもの。
鳶や黒の『綾織』となりますと、その製反数が年間でも数えるほどしか織り上がりません。

本品は、黒地で「綾織」の一種である「まるまなこ」の柄を成した一枚でございます。

絹糸本来の落ち着かせた光沢感に地模様が浮き沈みし、「まるまなこ」のそれでしか感じ得ない洒落たムードを漂わせます。

2007年 5月28日  カテゴリー:きょうの逸品

草木染手織 黄八丈めゆ工房 山下芙美子 【本場黄八丈着尺】

織のおきものの中でも、特に稀少なお品として扱われる「本場黄八丈」。

本品はタテ糸に「鳶」と「黄」に自然な白、ヨコ糸に「鳶」と白を見事に織り混ぜた一枚です。
タテヨコにそれぞれの色糸を配し、繊細な市松模様が表現されました。
際立ちながらもどことなくすっと落ち着いたような…

民芸的な味わいを残しつつも都会的な洗練をかもしだし、街並みにもしっくりとなじむ、風雅かつ極上の佇まいをお楽しみいただけます。

2007年 5月21日  カテゴリー:山下めゆ工房

草木染手織 黄八丈めゆ工房 山下芙美子 【本場黄八丈着尺】

織のおきものの中でも、特に稀少なお品として扱われる「本場黄八丈」。

本場黄八丈がこれほどまでに希少品である所以、それは、本来の手法を守り続ける染織家が、八丈島にわずか一軒しか残っていないから。
それこそがみなさまご存知の「山下家」、故山下めゆ氏、故山下八百子氏(東京都無形文化財技術保持者)、そして山下芙美子氏と、女性三代にわたって引き継がれる、染め織りの系譜なのです。

先代の八百子氏がこだわったのは、「織」。
対して、当代の芙美子氏の作品は創造性に富んだ「色」の魅力的な作品が多くございます。

2007年 5月14日  カテゴリー:山下めゆ工房

草木染手織 黄八丈めゆ工房 山下芙美子 【本場黄八丈着尺】

織のおきものの中でも、特に稀少なお品として扱われる「本場黄八丈」。

本場黄八丈がこれほどまでに希少品である所以、それは、本来の手法を守り続ける染織家が、八丈島にわずか一軒しか残っていないから。
それこそがみなさまご存知の「山下家」、故山下めゆ氏、故山下八百子氏(東京都無形文化財技術保持者)、そして山下芙美子氏と、女性三代にわたって引き継がれる、染め織りの系譜なのです。

本品はタテ糸に「鳶」と「黄」、ヨコ糸に「鳶」と白を見事に織り混ぜ、淡い「紅梅色」を表現した一枚です。
タテヨコにそれぞれの色糸を配し、繊細な市松模様が表現されました。
際立ちながらもどことなくすっと落ち着いたような…

この深みこそが、自然のもの。
本当に吸い込まれそうなほどの、お色と地風の魅力がございます。

2007年 5月7日  カテゴリー:山下めゆ工房