月別: 2007年8月

特選西陣手織九寸帯 【杉村織物】 

杉村織物は渡文、帯屋捨松などとならび称される、
通好みのお洒落帯に定評ある機屋さんです。

江戸末期創業の帯屋さんで、縦糸や緯糸を波打たせて自由な発想で織られる
「すくい織り」を初め、手織の技を駆使して次々に新しい商品を発表しています。
現在でもご家族で大事に、お一つお一つ丁寧に創作を続けてらっしゃいます。

今回ご紹介させていただきますのは、大変希少な手織りすくい九寸帯。

すくい織は基本的に平織組織で、800本前後の経糸を使用します。
織前の経糸の下に型紙をおき、それに従って「柄」をすくいわけ表現していきます。
これが「すくい」の語源だと言われています。

2007年 8月27日  カテゴリー:きょうの逸品

特選西陣唐織絽本袋帯 【河合美術織物】

夏の装いにも美しい品格の唐織…
涼やかな絽地に、豊かに表現された上質の織を込めて。
京都西陣・唐織の名匠【河合美術織物】より、夏姿に贅沢な唐織本袋帯をご紹介いたします。

「清涼桜七宝文」
彩り豊かな桜花菱を中心に、艶やかに金の箔糸を織り込んで、大きな七宝繋ぎの意匠を表現いたしました。
唐織の確かな存在感が良質を感じさせる仕上がり。

確かな一品です。
唐織の名門ならではの、織りの確かさをご満喫いただけることでしょう。

2007年 8月6日  カテゴリー:きょうの逸品