石川県指定無形文化財 白山工房 【本場牛首紬着尺】

「先染め手織り」の本場牛首紬、通称『織り牛(おりうし)』…
数少ない牛首紬の中でも特に稀少な逸品紬を、この度特別にご紹介いたします。

加賀の国、霊峰白山麓の白峰村で八百年の昔から織り続けられる牛首紬。
玉繭から昔ながらの手法で糸を紡ぎ、心を込めて織り上げられる一反一反は、気品ある独特の風合いを見せてくれます。
釘にかけても破れないほど丈夫と言い伝えられておりますので、別名「釘抜紬」とも呼ばれます。
時代を問わずにお召し頂ける定番柄の一枚でございます。

まさに牛首紬のもつ豊かな地風が最大限に活かされた、秀逸なお柄行きでございましょう。
流行すたりはございませんし、ご年齢を問わずお召しいただけます。

2007年 3月12日  カテゴリー:きょうの逸品