日別: 2010年9月15日

創作西陣袋帯 紹巴萬葉 山喜織物

通の方ならご存知かと思います…『紹巴萬葉』の文字。
紹巴(しょうは)織と言えばここ、西陣の名門、山喜織物。
よく出回っている紹巴織とは全く異なる、本物の紹巴織でございます。

 

紹巴織…
地をつくる経糸と柄をあやなす経糸の二重経で織り上げられる技法。
その組織の裂(きれ)をあの千利休の弟子、里村紹巴が愛用したことから、この名前がつけられました。

織りくちはなめらか。
そのこしの強さは時を経ても美しい風合いを保ち続けることができ、シワになりにくく、しなやかで密な仕上がりとなっております。

その独特の織味の帯地に、細緻に織り出された味わいの意匠。
絶妙な配色、流行りすたりがなく、ずっとお使い頂ける、洗練されたデザイン。

金銀彩を使用しておりませんので、お茶席にもお使い頂けますし、全通ですのでお太鼓を出しやすく重宝いたします。

飽きのこない帯姿を演出してくれる仕上がりの一品。
付下げ、色無地、小紋、織りのお着物とのコーディネートで豊かな風合いと、きゅっとした締め心地をご堪能下さいませ。

2010年 9月15日  カテゴリー:きょうの逸品