手績麻八寸名古屋帯 【越後上布】

織物通の夏の憧れ…越後上布。

その希少性は、ご説明申し上げるまでもないことでしょう。

1955年に小千谷縮とともに国の重要無形文化財第一号に指定された越後上布は、
2009年さらに、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。

重要無形文化財指定技術使用、ユネスコ無形文化遺産登録、手績み越後上布の八寸帯をご紹介いたします。

上布、ならではの織りひとつひとつの風合い…
素材そのものの訴えてくるような力強さ。
麻の素材感ある黒色の地の中に、経糸と緯糸を組み合わせ、ざっくりとした風合いで幾何学風の洒落た格子模様を表現いたしました。

夏の織りの着物は、手織りのものですと本当に力のあるものばかりです。
合わせる帯も、このクラスのもので贅沢をお楽しみいただければと思います。

2010年 8月25日  カテゴリー:きょうの逸品