本場黄八丈には大きく分けて、『黄八丈』『鳶八丈』『黒八丈』の三色、そして織技法によって、『平織』と『綾織』のものとに分かれます。
最も数があり、比較的手に入りやすいものが『黄』、そして『平織』のもの。
鳶や黒の『綾織』となりますと、その製反数が年間でも数えるほどしか織り上がりません。
本品は、黒地で「綾織」の一種である「まるまなこ」の柄を成した一枚でございます。
絹糸本来の落ち着かせた光沢感に地模様が浮き沈みし、「まるまなこ」のそれでしか感じ得ない洒落たムードを漂わせます。
本場黄八丈には大きく分けて、『黄八丈』『鳶八丈』『黒八丈』の三色、そして織技法によって、『平織』と『綾織』のものとに分かれます。
最も数があり、比較的手に入りやすいものが『黄』、そして『平織』のもの。
鳶や黒の『綾織』となりますと、その製反数が年間でも数えるほどしか織り上がりません。
本品は、黒地で「綾織」の一種である「まるまなこ」の柄を成した一枚でございます。
絹糸本来の落ち着かせた光沢感に地模様が浮き沈みし、「まるまなこ」のそれでしか感じ得ない洒落たムードを漂わせます。
織のおきものの中でも、特に稀少なお品として扱われる「本場黄八丈」。
本品はタテ糸に「鳶」と「黄」に自然な白、ヨコ糸に「鳶」と白を見事に織り混ぜた一枚です。
タテヨコにそれぞれの色糸を配し、繊細な市松模様が表現されました。
際立ちながらもどことなくすっと落ち着いたような…
民芸的な味わいを残しつつも都会的な洗練をかもしだし、街並みにもしっくりとなじむ、風雅かつ極上の佇まいをお楽しみいただけます。
織のおきものの中でも、特に稀少なお品として扱われる「本場黄八丈」。
本場黄八丈がこれほどまでに希少品である所以、それは、本来の手法を守り続ける染織家が、八丈島にわずか一軒しか残っていないから。
それこそがみなさまご存知の「山下家」、故山下めゆ氏、故山下八百子氏(東京都無形文化財技術保持者)、そして山下芙美子氏と、女性三代にわたって引き継がれる、染め織りの系譜なのです。
先代の八百子氏がこだわったのは、「織」。
対して、当代の芙美子氏の作品は創造性に富んだ「色」の魅力的な作品が多くございます。
織のおきものの中でも、特に稀少なお品として扱われる「本場黄八丈」。
本場黄八丈がこれほどまでに希少品である所以、それは、本来の手法を守り続ける染織家が、八丈島にわずか一軒しか残っていないから。
それこそがみなさまご存知の「山下家」、故山下めゆ氏、故山下八百子氏(東京都無形文化財技術保持者)、そして山下芙美子氏と、女性三代にわたって引き継がれる、染め織りの系譜なのです。
本品はタテ糸に「鳶」と「黄」、ヨコ糸に「鳶」と白を見事に織り混ぜ、淡い「紅梅色」を表現した一枚です。
タテヨコにそれぞれの色糸を配し、繊細な市松模様が表現されました。
際立ちながらもどことなくすっと落ち着いたような…
この深みこそが、自然のもの。
本当に吸い込まれそうなほどの、お色と地風の魅力がございます。
現在、12人の織り手さんが工房にはいらっしゃるそうで、緯(よこ)柄は工房の織り人さんが織り上げ、この経緯(たてよこ)柄の吉野間道は千春さんでしか織り上げられません。
まさに、知る人ぞ知る<幻の名品>です。
草木染しかあらわせないような落ち着きのある藤色の地。
箇所箇所により微妙に異なるいろどりの妙。
その合間を走る吉野間道。
緯糸と交わって綾なされた格子模様。
繊細にうつりかわるグラデーションがしっかりと織で表現されています。
遠目にはすーっと地に馴染んでいるように見えて…
近づくと、平面の織の中に、ふっと立体的に盛り上がるような造形美。
本当に一言で言い表わすことが難しいほど、絶妙な彩りで、細密細緻に織り上げられております。
ご存知でしょうか、藤山千春氏。
氏が織る作品は非常に人気があり、創作点数が極めて少ないため、きもの専門のお仕事をされている方などが織り上がりを待ち、問屋も在庫として保管しているところはそうございません。
有名なスタイリストさんが提案する着物本の美しいコーディネートや着物雑誌などで、本当にさりげなく、でもこだわりのお品として取り上げられております。
『吉野間道』は、寛永三名妓とうたわれた吉野太夫に、京都の豪商灰屋紹益が送ったと言われる織物。
なるほど、愛情を感じずにはいられない、その風情。
浮き織を太縞細縞に打ち込み、独特な風合いを持ちます。
かの名茶人・松平不昧もこれを好み、自らその写しを中国に注文したと伝えられております。
まさに幻の吉野間道を現代に蘇らせた草木の色彩と組織の調和美を、存分にお楽しみいただける仕上がりです。
ファン待望の作品、必見でございます。
幻の織「吉野間道」を現代に生み出し続ける名匠【藤山千春】さんの手織り九寸名古屋帯をご紹介いたします。
今回ご紹介のお品は、丁寧な手仕事によって生み出された九寸帯です。
草木染しかあらわせないようなやわらかなサンドグレイと生成色の地。
箇所箇所により微妙に異なるいろどりの妙。
その合間を走る共色の間道。
緯糸と交わって綾なされた吉野格子模様。
水色、藍鼠色、鶯茶色、青朽葉色、もう…
いったい何色の彩りが綾なされているのでしょうか。
草木染めにて本当に品よく、それでいて自然の生命力を感じるあたたかみのあるお色であらわされております。
この繊細なグラデーション…多重に織り成された横段文様。
思わずうっとりと見惚れてしまいました。
藤山工房製作の吉野間道・九寸帯でございます。
帯地とも統一感をもった彩によって織り成された段模様は、繊細にうつりかわるグラデーションがしっかりと織で表現されています。
遠目にはすーっと地に馴染んでいるように見えて…
近づくと、平面の織の中に、ふっと立体的に盛り上がるような造形美。
そこには、名匠と呼ばれる藤山千春氏の際立つ感性が込められております。
たいへん希少なお品を仕入れて参りました…
雪深い地、山形県置賜、紬の里より届きました。
御召の最高峰【 白鷹御召 】のお着物のご紹介でございます。
手作りの良さが見直される現在、置賜紬は、紅花染めに代表される米沢紬、経緯併用絣の長井紬、板締め絣の白鷹紬などの総称として、多くの方々に知られております。
丁寧な手機織りでも知られる白鷹御召は、強撚の御召糸を、左撚り・右撚りの二本ずつ交互に織り込みます。
織り上がると湯もみされ、縮んだシワは、布幅を整えきれいなシボとなるのです。
単衣仕立てにはもちろん、袷にも快適な地風でございます。
シンプルで重宝間違いなしの上質御召ですので、濃い地も淡い地も、様々な帯をお好みに合わせてお締めいただけます。
究極の…幻と言われる紬。
手織りの高級品が並ぶ紬の中でも、郡上紬はお品さえ滅多とお見かけすることのできない希少紬でございます。
多く織り上げても月に製作反数はわずか3反。
年間にしますとわずか20~30反ほどにしか織りあがってくることはございません。
まさに「幻の紬」と称される逸品の新品未仕立ての御品を特別に入荷いたしました。
品質の高い糸は、この地方に自生している植物で草木染めされます。
一度だけではなくて、何度も何度も染め返され、色彩の深い、郡上紬独特の色目が生み出されます。